みなさん、一度はTOEICを受験したことがありますよね？
会社で受験する機会が与えられている方や、転職を考えている方は今後受験することになりますね。
では、会社員の私たちはTOEICにおいて何点取ればいいのでしょうか。
何点が最低ライン？何点あれば自慢していい？などなど基準を知りたいと思っている方も多いはず。
今回はそんなあなたに向けて、点数ごとにレベル分けをし、それぞれの点数について解説をしました。
最後までお読みいただければ、自分が目指すべき目標点数を具体的に設定することができるようになります。
具体的な目標があれば、勉強のモチベーションがあがり、高得点につながります。
TOEICで高得点を取ることができれば、昇進、昇給、また転職にも有利になるので、ぜひ最後までご覧ください。
TOEICの平均は４９８点
2021年度のTOEIC(IP)の平均点をまとめました。
自分の得点を平均と比較する必要はありませんが、知っておいて損はないと思います。
興味ない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
2021年の平均点は533点
まずは企業・団体／学校別受験者数と平均スコアです。
| 対象 | 人数(人) | Total(点) | Listening(点) | Reading(点) |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 1,010,779 | 498 | 279 | 219 |
| 企業･団体 | 378,545 | 533 | 296 | 236 |
| 学校 | 632,234 | 475 | 269 | 209 |
会社員である私たちが参考にすべき点数を赤字で示しました。
リスニング296点、リーディング236点、そしてトータル533点が会社で受けた方々の平均点です。
533点以下の皆さんはまず子の平均点を超えることを目標としましょう。
平均点以上であれば何点？と聞かれたときに恥じることなく答えられるからです。
例えば、540点を取れた場合、「同期との会話で俺は540点だったよ」と堂々と言うことができます。
もし微妙そうな顔をされたら、「平均以上だよ！」と伝えれば、英語ができない人だと思われることはありません。
あくまで平均点ですが、まずはこの点数を超えるところからスタートしましょう。
中央値、最頻値は？
2021年度の中央値、最頻値はともに495～544点です。
平均点を超えても仕方がないと思っている方は、この544点を目指してはいかかでしょうか。
中央値を超えていれば、少なくとも半分以上の人はあなたより点数が低いということになるからです。
細かいことを言えば、このデータには幅があるため、530点では半分よりも下の可能性もあります。
以上より、堂々と周りに言える点数が欲しいという方は、544点以上を取得して、上位50％に入りましょう。
点数ごとに英語レベルを解説
| 点数 | レベル | 説明 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 0~400 | 英語初級者 | 初めての受験なら仕方ない。準備して臨めば次は大丈夫！ |
| 2 | 401~600 | 中学英語理解者 | 基本はわかっているはず。勉強すれば高得点を狙えるぞ！ |
| 3 | 601~730 | 英語できる人 | できる人ですね。自分のペースで勉強を進めましょう！ |
| 4 | 731~860 | TOEIC対策人 | 順調ですね。英語に関しては困ることはないですね！ |
| 5 | 861～990 | 留学経験あり | 頭がいいか英語が話せるかかな、、？勉強頑張りましたね！ |
私の周りにいる人やTwitterの情報などからざっくりと５段階に分けてみました。
それではどのような人がどのような点数を取っているのか、詳しく解説していきます。
0～400点
この点数を取る方は、まだほとんどテストの内容を理解できていないと思います。
転職の面接などでも声を大にして言える点数ではありません。
しかし、安心してください。
この範囲の点数をとる人は全体のおよそ30％もいます。
おそらく多くの方が、TOEICの経験が少ないか、英語の勉強をしていない方だと思います。
そして、400点以下の方はとにかく勉強するのみです。
なぜなら、あなたには伸びしろがたくさんあるからです。
単語帳でも、熟語を覚えるでも、英語のニュースを見るでも、英語系YouTubeを見るでも、英会話レッスンを受けてみるでも、何でもいいです。
とにかく今すぐ始めればすぐに点数は伸びます。
まずは始めることからです！
401～600点
401~600点のあなたは試験の内容を少し理解できてきたレベルの方々だと思います。
胸張って言える点数までもう少しです。
この範囲には全体のおよそ40%の人がいます。
今回分けた5段階の中で最も人数の多い点数帯です。
やはり目標としては、600点を超えたいですね。
具体的には、Readingはパート5/6対策の本を、Listeningはパート2を繰り返し解くのがおすすめです。
簡単なあいさつや、街の看板などは理解できるくらいの英語力はあると思いますので、少し長めの文章を読むことや、簡単な会話を聞くことから始めましょう。
近いうちに、おすすめのテキストもご紹介していきますね。
401～600点の皆さんは、すぐ伸びること間違いなしです。
あまり苦手意識を持たず、とにかく英語に慣れることが大切です。
601～730点
601～730点の皆さんは点数の取り方が分かってきたころだと思います。
この点数なら、転職でも使えそうですね。
ちなみに、この範囲には約20％の人がいます。
レベルとしては、国立大学やMARCH卒の方はこのくらいを期待されています。
学生の頃、少し英語が得意だった方や、TOEIC対策をちゃんとやったよという方が多いと思います。
ノー勉でこの点数帯にいる方は、TOEICの公式過去問がおすすめです。
ReadingもListeningも繰り返し解くことで、さらなる高みを目指していきましょう。
また、少しづつ点数をあげてやっとここまで来た方へ向けて、730点の壁を超えるためにおすすめなのが、英会話レッスンです。
「レアジョブ英会話」や、「ネイティブキャンプ」などのオンライン英会話では英語のいろいろな力を鍛えることができ、TOEICの点数upにつながります。
私も実際に、オンライン英会話を続けた結果、このレンジから抜け出しました。
また、英会話のいい所は、TOEICの点数だけで終わらないところです。
みなさんも、実際に英語を話せるに越したことはないでしょう。
601～730点の皆さんは、総合的な英語力を鍛えながら、次のステップへと進んでいきましょう。
731～860点
731~860点を取られた方は、英語がかなりできる方もしくは、必死に勉強をした方です。
この範囲には、約5％の人がいます。
レベルとしては、旧帝大や早慶卒暗いというイメージです。
(私はそんないいとこ卒ではありませんが、、、）
おそらくビジネスで使われる方も多いかと思います。
また、転職のために頑張っているという方もいると思います。
おすすめの勉強方法は、、、すみません私も模索中です！！！！
これ以上の点数の人にはアドバイスする資格がないと思いますので、一緒に860点を目指して頑張りましょう。
一応、これまでの勉強方法の一部を載せておきます(笑)
861点以上！！！
この点数にいる方々のことを書くのは恐れ多いですが、全体の上位2,3％の点数を取られている方々です。
最新のテストで870点を取得しました。
詳細はこちらをご覧ください。
私もあこがれていますので、もし、おすすめの勉強法などありましたら、何らかの方法でご連絡いただけたら嬉しいです。
読者の皆さま、861点以上の方について解説できず、申し訳ございません。
わたしもまだその景色を見たことがないのです。
私の周りだと、ほとんどが留学経験者な気がします。
私は留学経験がありませんので、苦労はしますが、なんとかこのレンジに入れるように頑張ります！！
TOEICで高得点を取るメリット
続いて、TOEICで高得点を取得することのメリットを３つご紹介します。
一つでも自分に当てはまるものがある方は、勉強する価値があると言えます。
昇進／昇給
TOEICで高得点を取得すると、会社での昇進に影響します。
そして、それは昇給につながります。
TOEICのような点数でレベルがはっきりとわかるものは会社としても評価しやすいからです。
例えば、ある上司が、部下のうちどちらかを昇進させたいと考えているとき、ほとんど同じ能力だったら、TOEICの点数が高い方を選ぶのは必然ですよね。
もちろんほかにもたくさんの指標があるため、TOEICがすべてではありませんが、その指標の一つになるものであるということは覚えておきましょう。
転職に有利
みなさんご存じと思いますが、転職にも影響します。
600点以上を取得していれば、履歴書にも書けますし、さらに勉強して高得点を取得した場合には、その過程を面接で話すこともできるからです。
例えば、「入社時は400点だったのに、3年間勉強を続け、今では800点を取れるようになりました。」といえば、英語ができることだけでなく、継続して頑張れるというアピールにもなります。
このように、TOEICは就職／転職の際に自分のアピールに役立てることができます。
海外向けの仕事
英語ができる方は海外向けの仕事を任されるチャンスが増えます。
多くの会社では海外の客との連絡のために通訳を雇うのはコスト的にもったいないため、英語ができる人、もしくはTOEICの点数が高い人に海外向けの業務は回ってくるようになるからです。
私の会社では、最近は海外出張はほとんどなくなってしまいましたが、海外のお客様にリモートで製品説明をすることがあります。
その際に私のTOEICの点数を見た課長さんに、「次からお願いするから！」と言われ、私の仕事の幅が広がりました。
決して、英語を流暢に話せるわけではありませんが、周り一般よりも高い点数を取っていれば、海外案件に携われるようになります。
受験するだけで終わらないために
ここまで、TOEICの勉強を頑張って高得点を取得しましょう。とお話してきましたが、最終的なゴールはその先にあると思います。
英語を話せるようになること。でありませんか？？
英会話につなげましょう
せっかくTOEICの勉強をしていくのであれば、英語を話す力も鍛えていきましょう。
そもそも私も、英語が話せれば、TOEICの勉強なんてしないです。
そう考えると、英語が話せないがために、TOEICという試験で英語レベルを測り、人と比較しているのだと思います。
ただ、我々社会人には留学したり、英会話スクールに通ったりする時間の余裕はあまりありません。
毎日朝早くから、残業もして、疲れた中で、英会話スクールに通うのは私はしんどいと思います。
そこでおすすめなのがレアジョブ英会話やネイティブキャンプといったオンライン英会話です。
TOEICで何点を取りたいといった具体的な目標がある方は、そちらを優先していただいて構いません。
目標があいまいな方、英語を話せるようになることが最終的な目標といった方はぜひオンライン英会話も検討してみてください。
まとめ
今回は久々にTOEICを受けるよ！といった方が、目標を定められるように、各スコアの説明を行いました。
みなさん、具体的な目標を決められましたか？
これから英語を頑張りたいと思っている方も、まずはとにかく始めることです。
単語帳を買うもよし、アプリで勉強するもよし、オンライン英会話の無料体験を受けてみるもよし、何でもいいので、すぐに行動に移しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、みなさん、英語の勉強スタートです！！！
コメント